![]()
HOME > 花逢忌:檀一雄をしのぶ会
山梨県に生まれた檀一雄は、父の転勤に伴い、福岡高等学校を経て東京大学経済学部を卒業します。
戦争末期、妻リツ子と生後10か月の長男・太郎を福岡伊崎浦(福岡市西公園近く)に住む母の実家へ預け、報道班員として中国へと赴きました。
帰国するとリツ子は結核菌に冒されて病んでいました。リツ子自身の希望によって、糸島郡の西の浦・小田の海辺へと引っ越します。
最愛の妻リツ子を亡くした檀一雄は、4歳になった長男と福岡県山門郡の善光寺の屋根裏部屋に身を寄せ、その後「リツ子その愛」「リツ子その死」を書き上げました。「檀一雄文学碑」は、その舞台となった糸島半島が眺望できる場所に建碑されています。
福岡や能古島に縁が深い文学者・檀一雄をしのぶ「花逢忌」が、次のとおり開催されます。 今年は檀一雄没後30周年にあたり、他の催事も行なわれます。ご参加は自由です。5月のよき能古島の自然を愛でつつ、歴史と文学の馨りに触れてはいかがでしょう。
・日時:2007年5月20日(日) 午後2時(毎年5月の第3日曜日)
※能古渡船場を1時に出発するフェリーにお乗りください。
・受付:のこのしまアイランドパーク正面入口(当日可)
・参加:無料
・場所:檀一雄文学碑前(アイランドパーク前から徒歩5分)
・内容:贈る言葉、合唱、献花などのささやかな会です。
※合唱は、九州大学男声合唱団コールアカデミーです。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
◆式典後は、アイランドパーク内に場所を移して、お食事など懇親の場があります。
・懇親会:会費3,000円(ご予約ください)
・場所:アイランドパーク内
※アイランドパークへの入園料は無料になります。
花逢忌の会 事務局(アイランドパーク内)
TEL 092-881-24944 FAX 092-881-4494
檀一雄さんの知人やファンの方々が集う会です。
毎年「花逢忌」のご案内を事前にお知らせします。
・年会費:2,000円
◆花逢忌の会 : http://www.nokonoshima.com/nenkan/kahoki

《往年の檀一雄》
■檀 一雄:だん・かずお(1912年2月3日〜1976年1月2日)
小説家、作詞家。私小説や歴史小説、料理の本などで知られる。また、西遊記の日本語訳も手掛ける。
文学者の命日は「○○忌」と呼ばれることが多く、いくつか挙げると次のようなものがあります。
・三島由紀夫 「憂国忌」(11月25日)
・芥川龍之介 「河童忌」(7月24日)
・司馬遼太郎 「菜の花忌」(2月12日)
・直木三十五 「南国忌」(2月24日)
・正岡 子規 「糸瓜忌」(9月19日)
・太 宰 治 「桜桃忌」(6月19日)
※ただし「花逢忌」は、檀一雄の命日ではないのでご注意ください。
檀一雄は、次のように述懐しています。
「能古島の展望台から四顧すると、私の一生のそれぞれの時期がほとんど一望のうちに、アリアリと見えてくる。
南には、青春時代を送った博多の町並みが、横に長く伸びている。
西には、律子を死なせた小田の浜が、太郎を肩車にして歩いた長い道がすぐそこに見えている。
つまり、能古の山頂から、四方を眺め回すと、私の生涯のほとんど全部の出来事が、はっきりと指差しながら点検できる」
能古島に移り住んだ檀一雄は、そこで再婚相手との生活を中心に描いた「火宅の人」を書き上げ、その生涯を終えました。
※当ページの内容は著作権法により保護されております。無断使用はご容赦お願い申し上げます。
Copyright (C) Nokonoshima-fan site All Rights Reserved. 2005